コードレビューは「コードの欠点を指摘する行為」ではない
コードレビューを「コードの欠点を指摘する行為」だと無意識に思っている人を見かけるけども、そういうふうに認識しないほうがチームにとって良いですよ、という話。理由は以下。
- レビュワーの方がレビュイーよりも実力が無いといけない、という認識と結びつきがち
- チームの若いメンバーがレビュワーになりづらくなる
- 古株のメンバーやリーダーの書いたコードがレビューされなくなる
- レビューで指摘された項目がない = (指摘された欠点が無いということなので)良いコードという図式になりやすい
- レビュワーが欠点を指摘するあまり攻撃的なレビューをしてしまうことがある
- 逆にレビュワーがレビュイーに遠慮してあまりレビューしなかったりする
- レビュワーが誰でもわかる間違いしか指摘できなくなり、建設的な議論が起こらなくなる
コードレビューが機能不全に陥る原因の一つが、コードレビューに対する基本的な認識がずれていることだと思う。
じゃあどういう感じでコードレビューしていけばいいのかは、あとで書く(続く)